代表のひでさん(小林秀行)です。
前回、「民間給与実態統計調査」の最新版を参考に「年収500万以上希望は高望み?」問題について考察しました。
その中でIBJの「成婚白書〜2021年度版〜」について触れていましたが、今回は成婚白書を参考に「年収と成婚しやすさ」について深掘りしていきます。
なお、女性の年収登録者が少ないため男性のみのデータとなっています。自分の年収が気になる男性向けですが、どういう男性が成婚しやすいかに興味のある女性にも参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 年齢・年収階層別の構成比
今回参考にする「成婚白書〜2021年度版〜」は、「結婚相談所ネットワーク IBJ日本結婚相談所連盟」が発表した資料で、IBJで2021年度に成婚した9,987名について分析したものです。
婚活全般について分析した資料ではありませんが、IBJでの婚活をお考えの方には大変有益な資料となっています。
まず、成婚者における年収による構成比ですが、成婚白書では全体の比率は記載されているものの、年齢階層別の比率については記載されていません。年収に関しては年齢や地域の影響が大きいため、「全国、関東、関西、東海」の地域ごとに、年齢階層別による年収の構成比を新たに算出しました。
※「全国と関東」が同じ数字だったので、今回「関東」は外しています。IBJに問い合わせて後ほど更新します。
以下の表から、同じ年齢層(例えば30〜34歳)で成婚した人の中で、どの年収層の人が多いかが分かります。10.0%以上の部分にオレンジ色で色付けし、比率の高さに応じて濃淡を変えています。
2. 「成婚しやすさ」の定義
今回のテーマである「年収と成婚しやすさ」についてですが、そもそも「成婚しやすさ」はどうやって測るのでしょうか。「成婚白書」では以下のように説明されています。
年収による「成婚しやすさ」の算出方法
「活動会員数における各年代の各年収比率を分母とし、成婚者・退会者における各年代の各年収比率を分子として表したものです。(100%が平均)」
これだとわかりにくいので、「30〜34歳で年収500万円以上600万未満」の人を例に考えると、
・成婚者(仮に50人)のうち、30〜34歳で年収500万円以上600万未満の成婚者(仮に15人)の占める比率は30%(=分子)
・活動会員(仮に100人)のうち、30〜34歳で年収500万円以上600万未満の活動会員(仮に20人)の占める比率は20%(=分母)
「30〜34歳で年収500万円以上600万未満」の活動会員の「成婚しやすさ」は、30%÷20%で「150%」となります。つまり、平均よりも1.5倍成婚しやすかったということです。
気をつけないといけないのは、「100%が平均」というのはIBJで成婚した会員の平均ということです。つまりIBJ全体の平均より成婚しやすかったかどうかを基準にしています。婚活全般における成婚しやすさとは異なる点、また、あくまでIBJ平均値との比較である点にご留意ください。
次章で実際の数値を見ていきます。
3. 成婚しやすさ
「成婚しやすさ」について、IBJ平均である100.0%を超える部分にオレンジ色で色付けし、比率の高さに応じて濃淡を変えています。
表を見て直感的に言えるのは、
①若者は強い。年収がそれほど高くなくても、IBJ平均よりは成婚しやすい層が多い。
②年齢が上がるにしたがって、年収が低いと成婚しにくくなる。特にアラフィフ世代は厳しい。
※こちらは「関東と東海」が同じ数字になっているので、今回は全国と関西のみ掲載します。関東と東海については、IBJに確認後、あらためて更新します。
あくまでIBJの成婚者に関するデータですが、実際に成婚された方の生の情報であり、参考になるかと思います。
最後になりますが、自分が「成婚しやすい」層に該当しないからと言って諦める必要はまったくありません。逆に「成婚しやすい」層に入っているからと言って、結婚が保証されているわけでもありません。「平均は平均、人は人」です。参考にしつつ、やるべきことをやっていれば必ず結果はついてきます。応援しています!
出典:
「成婚白書〜2021年度版〜」
結婚相談所ネットワーク IBJ日本結婚相談所連盟
https://www.ibjapan.jp/information/2022/06/1-147.html
具体的に相談したい方は
オンネアマリッジスクールは、日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する結婚相談所です。IBJの持つ8万人弱の会員データベースから検索・紹介が可能であり、データマッチング型の強みも持ちつつ、会員一人一人の活動をマリッジコーチがサポートします。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ、お問い合わせください!
今日も幸せな1日を!
コメント