たばこを吸う人は結婚できない？　喫煙と成婚しやすさ

代表のひでさん（小林秀行）です。

結婚相談所の婚活では、たばこを吸う人は条件面で本当に厳しいと言われています。端的に言うと、お見合いが成立しにくいということです。

実際にはどうなのでしょうか。公的な調査とIBJの「成婚白書〜2021年度版〜」を参考に解説します。

1. 喫煙している人の割合

喫煙率は年々低下しており、男女ともに特に20代の喫煙率が大きく下がっています。

2019年における性別、年齢別の詳細は以下のとおりです。大雑把に言って男性で約3割、女性で約1割の人が喫煙しているようです。

出典：

「国民栄養・健康調査」厚生労働省
https://www.health-net.or.jp/tobacco/statistics/kokumin_kenkou_eiyou_report.html

「令和元年　国民栄養・健康調査報告」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000710991.pdf

2. 結婚相手の喫煙に関する意向調査

国立がん研究センターの「家族のたばこ （配偶者、子ども、結婚相手のたばこ） 意識調査 結果報告」を引用、ご紹介します。この調査は2019年3月に行われ、2,000人から回答を得たものです。

まとめると以下になります。

結論として、たばこを吸わない人はともかく、たばこを吸う人でもかなりの人が結婚相手には吸ってほしくないと思っているようです。

出典：
​「家族のたばこ （配偶者、子ども、結婚相手のたばこ） 意識調査 結果報告」
国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策情報センター たばこ政策支援部
2019年5月31日
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2019/0531/Survey_report.pdf

3. IBJにおける喫煙者の成婚しやすさ

ここまで喫煙率と結婚相手への意向について確認してきましたが、IBJにおける喫煙と成婚しやすさの関係はどうなっているのでしょうか。

まず、注目したいのは喫煙者の数です。男性の場合、会員全体でも「吸う」人が5.5%、「あまり吸わない」の5.7%とあわせても「11.2%」に留まります。女性にいたっては、「吸う」人は0.4%、「あまり吸わない」の0.6%とあわせてもわずか1.0%に過ぎません。

上記「1. 喫煙している人の割合」でご紹介したとおり、一般の男性の喫煙率は約3割、女性は約1割です。それと比較していかに低いかがお分かりいただけると思います。

つまり、結婚相談所に登録している人の大部分は非喫煙者であり、相手にも吸わない人を求めています。そんな中でたばこを吸う人というのは、悪い意味でそれだけ目立ってしまうということです。

さて、喫煙者の成婚しやすさについてですが、男性の場合「68.7%」、女性の場合「38.4%」。

IBJの成婚しやすさの平均を100.0%として、それより高ければ成婚しやすく、低ければ成婚しにくいということになるので、IBJ平均と比べてかなり不利なことが分かります。

正直なところ、これでも「そんなに高いのか」という気がします。ここからは推測ですが、IBJ会員の中で数少ない喫煙者同士、または相手の喫煙を気にしない人同士でマッチングしているため、お見合いはなかなか組めないけれども、成婚率の観点では、それなりに健闘しているのかもしれません。

いずれにせよ、この「成婚のしやすさ」はあくまでIBJ全体の平均との比較なので、参考程度に見ていただければ幸いです。

「たばこのない人生は考えられない」「お相手とたばこを楽しみたい」という方は、それも一つの考え方ですが、お見合いの選択肢は大幅に狭まるということは知っておいていただければと思います。たばこよりも出会いのチャンスを増やしたいということであれば、間違いなく禁煙したほうが可能性は高まります。

今日も幸せな1日を！

出典：
「成婚白書〜2021年度版〜」
結婚相談所ネットワーク　IBJ日本結婚相談所連盟
https://www.ibjapan.jp/information/2022/06/1-147.html

具体的に相談したい方は

オンネアマリッジスクールは、日本結婚相談所連盟（IBJ）に加盟する結婚相談所です。IBJの持つ8万人弱の会員データベースから検索・紹介が可能であり、データマッチング型の強みも持ちつつ、会員一人一人の活動をマリッジコーチがサポートします。

ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ、お問い合わせください！

今日も幸せな1日を！