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始めるためにまず手放す〜婚活を始める前に〜

代表のひでさん(小林秀行)です。

昨日のブログで
モノも気持ちも溜め込まない! 夫婦の断捨離』という本をご紹介しました。この本を読むと、モノとの関係が夫婦関係に大きく影響するということがよくわかります。

それを踏まえて今回は、婚活を開始するときにやるべき「始めるためにまず手放す」ことについてお話しします。

目次

1. 「始めるためにまず手放す」とは

(1) 婚活を始める前にやるべきこと

私が婚活を始めるとき、徹底的に断捨離、部屋を掃除しました。物理的に捨てることで自分の心に余白を作り、新しいものを受け入れるスペースを作ろうと思ったからです。効果は予想以上でした。

モノを捨てることでモノへの執着を捨て、モノとの関係を見直し、モノよりも大事なことについて考えました。モノだけではなく、いらない支払い、なくてもいい習慣や趣味、ひとりよがりのこだわり⋯⋯すべて見直しました。

汚い部屋は空気が澱みます。悪い気が溜まり、運気を下げてしまいます。大掃除をした後の爽やかな感覚は、誰もが経験していると思います。風水云々と言わなくても、感覚的にわかる人は多いのではないでしょうか。

モノを整理して部屋を綺麗にすると、頭の中が整い、心の隅々まで澄んだ気持ちになります。どこに何が置いてあるかさえよくわからない状態から、不要なものはなくなり、必要なものが整理されて、すべてを把握している感覚。こんまりメソッドであれば、ときめく好きなモノに囲まれている幸せ。脳のパフォーマンスも間違いなく上がります。「あれ、どこにあったっけ?」と探す無駄な時間もなくなります。

モノに溢れた部屋にいては、気持ちもいっぱいいっぱいで、新しいモノを受け入れる余裕はありません。断捨離してすっきりさせることで、乾いたスポンジが水を吸うように、新しいモノを受け入れることができるようになります。

放置していたいろいろなモノとの関係をはっきりとさせることで、過去へのこだわりや未来への不安に煩わされることがなくなり、目の前の「今」大切なものに集中できます。自分の人生、結婚、目の前の相手⋯⋯。そこで、ようやく婚活を始めるための準備が整うのです。

(2) 整理・整頓・清掃

「汚い」にもレベルがありますが、「整理・整頓・清掃」が行き届いているかどうかがポイントです。

整理(必要なモノと不要なモノを明確にし、不要なものは捨てる)

整頓(モノの定位置を決めて、あるべき所に置く)

清掃(ゴミやチリ、ホコリ、汚れを取り除く)

まずは、①の「整理」をしっかりやりましょう。

(3) 結婚準備のための整理・整頓・清掃

結婚して直面する問題として「夫婦の価値観の違い」があります。その一つが「衛生観念」の違い。簡単に言うと、「キレイ好き」と「ズボラ」で揉めるというものです。

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この価値観の違いは、「溜め込み派」「捨て派」というバージョンもあります。そして、夫婦のどちらが「溜め込み派」か「捨て派」かで、モノに関する夫婦の相性がわかります。

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夫婦でこの価値観が合っていると良いですが、いずれにせよ、婚活中の交際でお互いの家を行き来するのに部屋が汚いのは避けたいところです。部屋が汚いと自分の部屋に来てもらうのも憚られます。そんなことがチャンスを遠ざけます。だからこそ婚活の最初から、交際するパートナーができたことを想定して、前もって綺麗にしてしまいましょう。

また、結婚したら引っ越しをする可能性が高いと思いますが、引っ越し準備を兼ねて、先に整理・整頓・清掃をやってしまいましょう。「いやいや、まだ相手もいないのに」と思ったあなた、結婚したいんですよね、いや、結婚するんですよね。

ところで、「目標」を考える際、3つのレベルがあります。

目標の3つのレベル

①義務・必要(べき論)

②希望・夢・願望(〜であればいいなあ、でも⋯⋯)

③必然的進行(当然そうなる。そうなっている)

(参考『<森・黒沢のワークショップで学ぶ>解決志向ブリーフセラピー』森俊夫・黒沢幸子著)

実現しやすいのは③>②>①の順です。婚活に例えると、1年後には「当然結婚している」のです。結婚すると決めるから結婚できるのです。

そうすることで、パートナーができる可能性が高まることは科学的にも証明されています。夢や目標を「ビジュアリゼーション」(可視化、映像化)すると言いますが、成功のイメージをしっかり持つことで成功する確度が高まっていきます。スポーツで言う「イメトレ」はまさにそうですね。

また、「自己成就的予言」(そう思って行動するとそうなる)や「予祝」(前もって祝うと実現しやすくなる)、「言霊」(言葉には霊力があり、言ったことは実現する)もすべて広い意味で似た概念です。

1年後に「当然結婚している」ために、今、断捨離して交際に備え、結婚後の引っ越しの準備をしておくのです。

2. 始めるために見直すこと

(1) 見直すモノ

見直すのは、物理的なモノにとどまりません。「モノ」「お金」「人間関係」「趣味」「こだわり・習慣」等全面的に見直します。

①モノの見直し

言わずもがなですが、私の場合、最初は床にモノを置かないことを目標に始めました。掃除をブラーバ(お掃除ロボット)でやっているからです。これについては、後ほど実際に手放したものについてお話しします。

②お金の見直し

婚活もそうですが、結婚にはお金がかかります。そして、二人の生活を始めるために不必要な支出はカットし、投資・蓄財を進めます。投資・蓄財でまず行うべきは「iDeCo」「つみたてNISA」ですが、ここでは詳しく触れません。

③人間関係の見直し

長い人生のなかで本当に付き合いたい人、最後の瞬間に一緒にいたいと思える人はそう多くはいません。気が合わないのに無理して付き合う必要はないし、そのために自分の時間と精神を消耗させるのはやめましょう。

④趣味の見直し

「結婚後もそれは続けたいか」を自分に問い続けました。下手をすると、その趣味のせいで結婚できないというようなことがあるかもしれません。「結婚か趣味か」は極論かもしれませんが、相手によってはそういうことが起こり得ます。バイクやペットなんかもよく出てくる問題です。趣味や習慣について、あなたの優先順位を決めることが必要です。

⑤習慣・こだわりの見直し

私はずっと運動をしてきていて、食事も健康志向でかなりこだわりを持っています。他にもさまざまなこだわりがありますが、そうしたこだわりと結婚のどちらが大事か、どこまで相手と合わせられるか、そんなことを考えておくと良いと思います。

(2) 私が捨てたモノ

「モノの見直し」で実際に私が捨てたモノの例についてご紹介します。私特有のモノが多いですが、中には「私もどうしようか迷っている」というモノもあると思います。

①大学時代からの毎年の手帳

これは相当迷いました。手帳はその時々の日記の役割を果たしていて、約30年分の想い出が詰まっていたからです。どうしていいか迷いに迷って「手帳 断捨離」などでググったことも一度や二度ではありませんでした。

結局、過去2年分の手帳だけ置いておき、それより古いモノはすべて捨てることにしました。決め手は、古い手帳はほぼ引っ越しのときにしか見ないということが経験上わかっていたからです。

実は何度も電子化したいと思って試みたのですが、手帳だけは紙とペンが私には合っているようです。

②アメリカ駐在時代からの愛車

映画「メッセンジャー」で草彅剛が乗っていたマウンテンバイク「TREK8000」と同じモデル

当時、映画「メッセンジャー」(飯島直子、草彅剛他主演の自転車便の映画)が大好きで、特に草彅剛が乗っていたマウンテンバイクに憧れてアメリカで購入したTREK8000。アメリカ駐在時は毎日通勤に使っていたのですが、日本に帰国してからまったく乗らなくなっていました。いつかは乗りたいと思い続けて10年以上、そのいつかはすぐには来ない、来たら来たでまた買ったらいいと思い、手放すことに決めました。

③日本語教師時代のほぼすべての教科書、教材、参考書等

いずれまた日本語教師をやりたいという気持ちから捨てきれず、ダンボール2〜3箱分ぐらいの教科書、教材がありました。しかし、日本語教師を辞めてから約10年経っていて、すぐに本格的に再開することはないと判断し、ほぼすべて手放しました。

④中国、韓国に留学時代のほぼすべての教科書、参考書、ノート類

こちらもダンボール3箱分ぐらいはありました。中国語も韓国語も、留学時代にはそれは必死に勉強していたので、そうした教科書やノートは私の人生そのものであるような感覚もありました。いつかはまた必ず勉強したいという気持ちもあり捨てきれずにいたのですが、こちらも留学後約10年経っていて、ほとんど勉強することはなかったので、手放す決断をしました。

⑤幼少時代からのほぼすべての写真

アルバムにしたものもあれば、整理せずに束で重ねたままのものも大量にありました。引っ越しのたびにその束を見ては、時間があるときに整理しようと思っていたのですが、大学で一人暮らしを始めて以来約30年その時間はなかったので、バッサリ手放しました。ちらっと見て気になった何枚かはスマホで撮影してそれで終わり。私がいなくなって、この写真の束が残ってたら困るだろうなあとずっと気になっていたので、本当にスッキリです。

⑥半分以上の名刺

名刺はデジタル保存しているものもあるのですが、できていないものも大量にありました。何年も経った名刺はほとんど意味がないと割り切り、半分以上は手放しました。ただ、まだ靴箱一つ分残っているので課題です⋯⋯。

⑦その他大量の本、書類、CD/DVD、公演・映画等のパンフレット

CDはすべて売却、DVDもほとんど売却。上記の日本語教育や中国語・韓国語の本も含めて、これまでに合計852点、ダンボールで10箱以上を手放しました。ちなみに本やCD/DVDの売却で私が使ったのは「バリューブックス」というサービスです。書類が難関で、だいぶ手放してきましたが、まだ課題です。

⑧大量の服

これもゴミ袋10袋分ぐらい手放しました。数年着ていない服、サイズがいまいち合っていない服は、どんなに高くてももう着ないと割り切り、手放すことにしました。

服に関しては、結婚するにあたり、妻が服を入れられるようクローゼットを空けるためという現実的な目的もありました。まさに結婚準備のためでした。

(3) 参考にしたもの

特に参考にしたのは、①断捨離②こんまりメソッド③ミニマリストの3つです。モノが多すぎて自力では片付けられなかったので、Audibleでこんまりさんの本の朗読を流したり、YouTubeでミニマリストやこんまりさんの動画を流したりしながら、片付けをしました。

ミニマリストはすごいなと思いますが、私はそこまでやりたいとは思わないので「プチ・ミニマリスト」を目指したいなと思っています。現状はほど遠いですが、結婚前の昔の私に比べれば、かなりスッキリしました。

婚活を機に「さまざまなモノとの関係を見直す」、ぜひやってみてください。

具体的に相談したい方は

オンネアマリッジスクールは、日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する結婚相談所です。IBJの持つ8万人弱の会員データベースから検索・紹介が可能であり、データマッチング型の強みも持ちつつ、会員一人一人の活動をマリッジコーチがサポートします。

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今日も幸せな1日を!

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