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婚活準備ガイド

結婚したいと思い、婚活することを決意したとして、闇雲に動いても短期成婚は望めません。

例えば、転職活動をするのに、転職理由や志望動機を考えなかったり、キャリアの棚卸しをせずに職務経歴書を適当に書いたり、身だしなみを気にせず面接を受けたりしていたら、まず受かりません。しかし、婚活ではそれに近いことをしてしまっている人がたくさんいます。

転職ではスキルや経験を評価されることが多いですが、婚活は、転職以上に「自分」全体を売り込む「営業」活動であると言えます。そこで、婚活を始めるにあたって準備すべき5つの要素をご紹介します。一部、男性向け、女性向けに偏った内容もありますが、ご容赦ください。

目次

1. 自己分析

まずは何より自分で自分のことをよく理解する必要があります。その上で、幸せな人生を送れるよう自分磨きを行なっていきます。

(1) 結婚したい理由と目的

結婚したいと思ったら、まずは、なぜ結婚したいのか「結婚したい理由」と「結婚する目的」をよく考えることです。

もっと言うと、どういう人生を過ごしたいのか「人生の目的」を考え、そこから逆算して考えます。

どんな人生を送りたいか
→どんな結婚をしたいか
→どんなパートナーと一緒に過ごしたいか
→いつまでに結婚するか
→二人でも話し合う

別の言い方をすると、人生観、結婚観をよく考えるということです。婚活をすることで、将来のことを考えたり、自己分析をしたり、必然的に自分と深く向き合うことになります。婚活を本格的に始める最初の段階で、結婚したい理由と目的をしっかり考えておくと婚活の軸ができ、お相手を決める際にも迷いが生じにくくなります。

もちろん、婚活をしていく過程で結婚観が変わるのはよくあることです。そうした自分の変化(=成長)を楽しむ余裕も大切です。

結婚観を考える上で「恋愛と結婚の違い」について考えることも役に立ちます。

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(2) 自分の強みを知る

結婚は婚活のゴールですが、人生のゴールではありません。真のゴールは幸せな人生を送ることです。

理想の人と結婚できたと思ったけど、そうではなかったと後悔しているという話をよく聞きます。結婚するまでは理想のカップルだったのに、結婚したらお互いに不平不満、悪口ばかりというのもありがちです。

もとより、モラハラ気質の人と一緒にならないということは重要ですが、悪口は悪循環の始まりです。言い始めた段階で減点主義になっていて、相手の気に入らないところばかり見てしまっている状態です。

心理学では、短所やないものに注目する考え方「ギャップ・アプローチ」といいますが、そうした発言をすることでそのネガティブな気持ちが強化されていきます。言われた側も怒りや不満が生じ、一緒にいたいという気持ちとは反対の方向に向かっていきます。それが、また不満に繋がり、悪循環を生んでしまいます。

この連鎖を起こさず、断ち切るには、加点主義に変えることが必要です。

心理学では、長所やあるものに注目する考え方「ポジティブ・アプローチ」といいますが、相手の良いところを理解し、ないものへの不満より、あるものに感謝する気持ちが重要です。

相手の強みを見れない人は、そもそも自分の強みを見ることが苦手という人もいます。ポジティブ・アプローチかギャップ・アプローチかは視点の問題なので、自分の強みに注目できるようになると他の人の強みも見えるようになり、世界の見え方が変わってきます。

ポジティブ心理学の研究では、自分の強みを知ることで9.5倍、使うことで18倍幸福度が高まる*と言われています。オンネアマリッジスクールでは、ポジティブ心理学の診断ツールの活用やコーチングを行うことで、性格の強みを見つけて活かせるようにしていきます。それにより、結婚生活はもちろん、人生全般において好影響をもたらすことが期待できます。

*出典(英語)
https://nziwr.co.nz/wp-content/uploads/2017/12/Hone-et-al.Flourishing-workers.2015-1.pdf

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(3) プロフィール

婚活で重要なプロフィール写真とプロフィール。写真は入会後に準備するので、事前準備としてはプロフィールの内容を考え始めるということになります。

プロフィールに関して最も重要なのは、プロフィールは「お相手へのラブレター」であると認識することです。相手への細かい要望を書き連ねるのではなく、未来のパートナーに向けて心から愛を込めたラブレターを書きましょう。

そのためには、異性の立場に立って考えられるよう視点の切り替えが必要です。相手に思いやりを持って接するということに通じますが、異性の視点で自分のプロフィールがどう見られるかを想像しつつ作成していきます。

プロフィールの項目としては、オンネアマリッジスクールでは以下を基本項目としています。

・仕事
・性格
・趣味・休日の過ごし方(好きなこと)
・結婚観(理想の結婚像)
・パートナーにしてあげたいこと

未来のパートナーへのラブレターです。また、上記「(1)結婚したい理由と目的」「 (2)自分の強みを知る」の集大成です。5行ぐらいで終わらせたりせず、800字程度を目安に書きましょう。

プロフィールは、お見合いの申し込みの成立率と申し受け数に大きな影響を与えます。一方で、お見合いは単純にたくさん組めればいいというものではなく、自分を偽ったり飾ったりしたプロフィールで無理にお見合い数を増やしても、お見合いや仮交際で苦労することになります。ご希望に合わせて戦略を考え、ご入会後、プロフィールを添削いたします。

2. 外見

外見に関するキーワードは「若さ」と「清潔感」です。特に清潔感がないと「生理的に無理」と思われ、その時点で断られる可能性が高くなってしまいます。

(1) 印象改善のトレーニング

①笑顔

「笑顔に勝る魅力はなし」です。好きでもないのに愛想良くできませんという方がいますが、好きな人の前でだけ笑顔になることはできないので、寝る前にでも毎日トレーニングして、普段から意識して笑顔になれるようにすると日常生活にもプラスになります。

②視線

特にお見合いは緊張するものです。恥ずかしくて視線を合わせられない人もいますが、視線を合わせないと興味ないのかなと思われてしまいます。ずっと相手の目を見続けるのも怖いですが、要所要所で視線を合わせるように意識しましょう。これも普段から意識することが大切です。

③姿勢(立ち方、座り方、後ろ姿、歩き方)

猫背にならないように、すっと立っているだけで美しく堂々と見えます。普段から猫背の人は違う筋肉を使う必要があるので最初は大変ですが、ちょっと意識するだけで印象がかなり変わります。ぜひ、心がけてみてください。
また、特に男性はお見合いやデートで腕組み、足組みは要注意です。職場でも当てはまることですが、相手への威圧、拒絶を表すポーズなので、婚活では特に注意しましょう。

(2) 体型

ぽっちゃり型の人は痩せたほうが選択肢は広がります。端的に言うと、お見合いの申し受け数や成立率に大きく影響します。ぽっちゃりの人が好きな人もいるので一概に言えませんが、体型に気をつけていて運動と食事管理をしっかりしている人は、パートナーにも同じことを求める傾向があります。そういう方との結婚を希望する場合は、自分も体型を整えたほうがお見合いが成立する可能性は高まります。

選択肢を広げたいという方は、運動と食事管理をして体作りをしましょう。ただし、ただ体重が減れば良いというダイエットはお勧めしません。栄養素を考えて適切な食事をし、適度な運動をすることで健康的に行いましょう。毎日運動することで幸福度が上がるという研究もあります。ストレス発散にもなるのでお勧めです。プロフィール写真が自分の理想の体型で撮れると良いですね。

(3) 若さ(アンチエイジング)

少しでも意識しているかしていないかで、数年で大きく差が出てくるのがこのアンチエイジング対策です。婚活を意識したら、すぐにでもできることからやってみましょう。

①睡眠

最重要項目です。

②食事(抗酸化、抗糖化)

老化とは端的に言うとたんぱく質の劣化で、主な要因として「酸化」と「糖化」があります。

「酸化」を防ぐには

「抗酸化」作用のある物質、具体的にはEPA・DHAや抗酸化ビタミン(ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE)、ポリフェノール等を摂取することが重要です。

「糖化」を防ぐには

一つは血糖値を急激に上げすぎないこと、つまり過剰に糖質を摂取しないこと、もう一つは、「AGE(終末糖化産物)」を含む食品(揚げ物、焼き物、炒め物等)を出来るだけ食べないことです。わかりやすいところでは、「焦げ」はAGEの塊です。

その他
  • たんぱく質を適度に摂取しましょう。運動量によりますが、運動習慣のある人は1日に体重1kg当たり1.2〜1.5gを目安に摂取(体重50kgの人は60〜75g程度)すると良いでしょう。
  • 食品添加物に気をつけましょう。加工食品はできるだけ口にしないことが望ましいです。
  • 水分摂取も重要です。苦手な人は意識して飲みましょう。

※上記すべてを厳密にしようと思うと食べる楽しみがなくなるので、臨機応変に楽しんで!

③運動

適度な運動で幸福度も上がります。

④美容(スキンケア)

⑤精神(柔軟性、好奇心、向学心)

自分の考えと異なる考えを受け入れられないのは、若くして老害の始まりです。好奇心と向学心を持って人の話を聞き、異なる意見や変化にも柔軟に対応、成長するのがココロの若さの秘訣です。

+身だしなみ(服装、持ち物、立ち居振る舞い)

(4) 清潔感チェックリスト

①匂い(口臭、体臭、服の匂い、香水の匂い)

入浴、歯磨きは最低限として、身につけるものも含めて気をつけましょう。

(歯並び、黄ばみ、虫歯、歯槽膿漏)

歯医者は時間がかかるので早めに行きましょう。虫歯、歯槽膿漏がない方もクリーニングを済ませておくと良いです。

③毛(鼻毛、髭、眉毛)

主に男性向けです。鼻毛が駄目なのは有名ですが、これだけ有名になっても女性に指摘されるケースが後を絶ちません。定期的に切る習慣を身につけておきましょう。

④髪(髪質、髪型、セット)

特に女性はプロフィール写真を撮る前に不用意に切らないほうが良いですが、髪質を整えておきましょう。

⑤爪

男性は、爪が伸びていると不潔で触られると痛いと思われます。必ず切りましょう。

(5) 身だしなみ

①服装

TPOに合わせた服装、体に合ったサイズ、古びていないもの。

②化粧(女性)

③靴(手入れ)

④鞄

主に男性へ、リュックはお見合いには不向きです。

(6) 立ち居振る舞い

①テーブルマナー

クチャラー、肘付き、ススラー、犬食い、パスタをすする、お箸の作法等がよく問題になります。特にクチャラーはよく聞きますが、一発退場のリスクがあります。今一度食べ方に気をつけましょう。

②姿勢、歩き方

猫背にならないように。男性は女性の歩く速さを意識して一人でさっさと歩いて行かないように。

③スマホ・時計

お見合いやデート中に見ないように。

3. コミュニケーション

結婚生活も結婚に向けたお付き合いもコミュニケーションがすべてと言っても過言ではありません。

コミュニケーションの基本は、相手への思いやり(相手の立場に立って考えること)です。

そして『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』で紹介した「7つの習慣」の第5の習慣「理解してから理解される」(まず理解に徹し、そして理解される)を肝に銘じておきましょう。

そのためには「共感による傾聴」が重要です。まさに、まず相手のことを本気で理解しよう、理解したいという気持ちになって、相手の身になって聴くのです。自分の視点ではなく、相手の視点に立って理解することが大切です。

「共感による傾聴」に関して、以下参考になる傾聴技法と婚活で必要なスキルについてご紹介します。

(1) ACR(Active Constructive Responding: 積極的建設的反応)

ACRとは、相手が良い出来事を共有してくれたときに、積極的に(=興味を持って)建設的に(=喜んで)反応する傾聴技法を指します。相手を大切にしていることが伝わり、相手が幸せになり、自分も幸せになり、二人の関係を強めます。

ACRでない聞き方の例として、①そもそも相手の話をちゃんと聞いていない「生返事」や②相手にとって良い出来事を否定する「一言多い」反応、③興味を持って聞かずにすぐに自分の話題に変えてしまう「会話ドロボー」が挙げられます。二人でいるときは、スマホを触りながらではなく全身全霊で向き合って、相手の話題に興味を持って聞きましょう。

(2) FELOR

傾聴技法の一つである「FELOR」とは、以下の頭文字を表したものです。ACR同様、婚活に限らず、日常生活や仕事をする上でも有効な汎用的な技法です。

F: Face the Person
話し相手のほうを向く。

E: Eye contact
目を合わせる。

L: Lean forward
体を少し前のめりにする。

O: Open posture
心を開いた姿勢をとる。
(腕組み、足組みをしない。)

R: Relax
リラックスする。
(緊張すると相手も緊張します。)

(3) LINE

婚活の交際で必須となってくるのがLINEでのやりとりです。男女ともに苦手意識を持った人が多いですが、相手への思いやり、ACRを忘れず、慣れておくようにしましょう。

(4) Zoom(オンラインお見合い・デート)

Zoomお見合い、オンラインデートもコロナ禍の中で一般化しました。Zoomを使ったことがない方は、基本的な使用方法を理解するためにも事前に試しておきましょう。

・高さ(見下ろしたり見上げたりしない目線の高さ)
・照明の調節
・マイクの確認
・背景を考慮した場所の設定
・名前表示の設定(お見合いでは姓のみ)等

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4. 家事育児

共働き希望の方、特に男性が増えていますが、家事育児についてどうするか男女共しっかり考えておきましょう。専業主婦・主夫の場合は別として、男女とも家事育児をしっかり行ったほうが夫婦円満なことが多いです。

共働きでも家事育児は女性にお願いしたいと思っている男性はまだまだ多いので、女性は要注意です。男性は、自分のためにも家事育児をしっかりしたほうがいいです。男性にとって「育児は妻への義務ではなく、子供への義務であり、父親としての権利」であることを忘れないようにしましょう。

男性が家事育児を積極的にしないと、

①妻に対しては、家事の負担を増やすだけの邪魔な存在になり、
②その結果、妻が夫の悪口を子供に言い始めたら、子供もそう思うようになり、
③子供にとっても、仕事ばかりで育児をしない=家庭にいない父親は他人のような存在になってしまいます。

父親の家庭での存在感は、

①父親の家事育児への参加度合いと
②母親による父親の評価(子供にどう伝えるか)

で決まってきます。幸せな家庭を築きたかったら、男性は積極的に家事育児を行い、女性は(男性も)パートナーの悪口を言わないことです。できれば、陰でも褒めるぐらいが望ましいです。

それを踏まえて、男女共一通りの家事(掃除、洗濯、料理)は出来るようにしておきましょう。特に実家暮らしの人は家事が出来ないと思われがちなので、日頃から実践しておくとお見合いの成立率を上げやすくなります。

共働きでお互いに忙しい場合、二人の状況に合わせて便利家電や外部サービスの活用も積極的にすると良いでしょう。何より二人で納得するまで話し合い、お互いに不満を抱えないことが重要です。

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掃除洗濯については、清潔感にも繋がってきますが、結婚後、よく問題になることの一つでもあります。綺麗好きの程度がまったく同じということは珍しく、大体どちらかのほうが綺麗好きで相手に不満を持ちがちです。この差が極端に大きいと結婚生活も少し大変になりますが、綺麗好きの自覚がある人は、ある程度は寛容でいられるようにしましょう。基本的には気になるほうがすれば良いのです。

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さて、家事の中でも一番大変なのは料理です。献立を考え、買い物に行き、料理し、洗い物をする、この工程を考えると大変さが分かるはずです。だからこそ、男性にも料理することを勧めています。

<男性が料理できるようになったほうが良い理由>

①好きなものが食べられる。食材や調味料の拘りも自由

②料理が上手になる喜び

③外食しても味が分かるようになり、食べる楽しみが増す

④妻がおいしそうに食べる姿を見て満たされる

⑤妻に感謝される

⑥子供との関係を深められる

⑦婚活で有利

男性向けに書きましたが、女性も同様です。そもそも一人暮らしであれば少なくとも家事はすべて自分で行っていたはずです。家事育児を負担の押し付け合いと考えず、二人の共同作業として、相手に思いやりを持って行いましょう。

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家事育児を考える上で、もう一つの重要な要素は住まいです。お互いに勤務地に近いほうが楽ですが、育児のことも考えると、女性の通勤時間や実家との距離(実家の支援を受けられる場合)が重要になってきます。自分が良ければ良いという利己主義ではなく、思いやりを持って二人の納得解を見つけられるようにしましょう。婚活前から心配しすぎるのは良くありませんが、住まいについてもある程度考えておくと良いでしょう。

5. 戦略

婚活戦略の策定は入会後に行いますが、以下が大まかな流れです。

(1) 婚活の流れの理解

結婚相談所ならではの婚活の進め方やルールがあります。概要を知っておくと準備段階でやるべきことが分かりやすくなります。詳細は、入会時に『KONKATSU WEDDING BOOK』をお渡し、ご説明します。 

(2) 婚活市場の理解

希望条件によく出てくる「年齢、年収、身長、学歴」をはじめ、自分の希望がどの程度現実的かをデータで理解します。

(3) 婚活戦略の策定

上記(1)(2)を理解した上で、自分の結婚観に合わせて婚活戦略を考えます。戦略については、入会後にコーチにご相談ください。

※結婚相談所に入会する気持ちを固めている方は、入会に必要な書類(住民票、独身証明書、最終学歴証明書、収入証明書等)を揃えておくと、入会次第活動が開始できます。必要書類については、「ご成婚までの流れ」の「2. ご入会手続き(必要書類)」をご覧ください。

婚活準備コースのご案内

オンネアマリッジスクールは、日本結婚相談所連盟(IBJ)に加盟する結婚相談所です。IBJの持つ8万人弱の会員データベースから検索・紹介が可能であり、データマッチング型の強みも持ちつつ、会員一人一人の活動をマリッジコーチがサポートします。

オンネアマリッジスクールでは、今回の「婚活準備ガイド5か条」に基づいた「婚活準備コース(仮称)」の設立を検討中です。登録前にしっかり準備をしてから始めたい方向けのコースで、特に(1)自己分析を中心に行います。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ、お問い合わせください!

今日も幸せな1日を!

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